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2015年8月30日日曜日

エヴァンゲリオン展に行ってきたよ

ちぃと前に「行かなきゃ」って言ってエヴァンゲリオン展に行ってきました。

長野市は水野美術館

日本庭園もきれいですばらしい。
このようなイベントがなければ、一生縁がなかっただろうな(笑)



普段は日本画を展示しているとのことですが、会期中は日本画の展示は一切なしでエヴァ一色。
だから来場者は100%エヴァ展を観に来ていると分かるんだが、ちっちゃいお子様が「アスカだー」って言ってたり、大きいお友だちが食い入るように原画(基本複製)を観てたり、おじいちゃんがいたり、美大生っぽい風体の若者がいたり、老若男女様々でファン層の厚さを感じました。


展示室は撮影禁止だったから写真がないんだが、順路通りに観て行くと、アニメーションの作り方(脚本〜コンテ〜原画〜...)が分かる仕組みになってた。
新劇場版第八使徒サハクィエルが大気圏外からアプローチしていって、最後エヴァ3機が受け止めて倒すまで順を追って観ていったんだが、アニメーションを作るのはかくも大変な作業かと改めて感じさせられました。
何度も何度も同じ絵を描いて、直して、ホント大変な作業。それにつけても原画の線のきれいなこと。自分の思ったとおりに手を動かして絵を描けるってすごい才能ですねぇ。


絵を立体化するってのも凄い才能。



アニメの原画や美術を観ていつも思うことは、実写と違って見たままではなく、いかに必要な情報を残して無駄を省くかが見せどころの一つで、絵が巧いというのは、すなわち巧くデフォルメできていることなんだろうと。絵であれば、そういったデフォルメの巧さを楽しみに観たりするんですが、CGだとコンピュータ上で(動きも含め)どうやって巧くデフォルメできるのか、そのあたりも興味が尽きません。
そこまでテクニカルな内容はなかったんですが、エヴァ好きのみならず、アニメ好き、マンガ好きな人達も十分楽しめたんじゃないでしょうか。

展示は今日まで。あと2時間ほどだー。


「あれ?松代だよ、そのお土産」
ってことで、NERVマーク入り八幡屋礒五郎の七味缶もゲット(・∀・)

2015年8月13日木曜日

周回遅れの電子書籍検討【結末】

3回にわたって検討してきた電子書籍ですが、居ても立ってもいられず、ついに端末を買いました。

買った端末は、これ。
Nexus 7 (ME571-16G)

まったく検討の俎上にも上がっていない端末がいきなり出てきて、前触れ無く購入(笑)

前回までで、Kindle Fire HDX7Kindle Paperwhiteで悩んでたんだが、ふと価格COMを観てたらNexus 7が出てきた。
2013年モデルで旧型ではあるのだが、7インチ、323ppi、Google謹製と申し分ない仕様な上、価格も17,800円(購入時)とお求めやすくなっていた。

通常のASUSの2013年モデルだったら買わない(OSサポートが気がかり)のだが、事実上のリファレンス機であるNexusなら同じASUS製でもAndroidのアップデート、サポートが期待できる。
液晶サイズも8インチだとやや大きい気がしたのだが、7インチなら片手でも難なく持てて重量も軽い。

これに、Kindle、hontoアプリとNatureダイジェスト、Pocket、RSSリーダを入れれば自分の要望がほぼ全て揃った端末のできあがり。

後は液晶にしたことによる目の疲れが気になるところだが、これはしばらく使ってみてから考えることにする。

2015年7月29日水曜日

周回遅れの電子書籍検討【下】 ー端末選びー

前回前々回につづいて検討の最後。
電子書籍がいいことはわかったので、どれを買おうかって話。

残念ながら今の市場は、端末を選ぶこと = どこのサービスを使うかが決定してしまう。アプリで提供しているものもあるが、その場合は端末の価格が高くなりがち。高価なぶんだけ機能も増えるが、使う予定のない機能の分も金額を払っていると思うと、やや気が引ける。
色々悩みどころは多いが、現状で以下の端末を検討しようと思う。

Eインク端末
Amazon Kindle Paperwhite
楽天 Kobo gro HD

液晶端末
Amazon Kindle Fire HDX7
Android Tablet (ASUS MeMO Pad 7 ME572C)


上記端末を挙げる理由


まず、Eインクか液晶か。
これはある種、宗教論争的な感じもしなくもない。Windowsがいいのか、MacOSがいいのか、はたまたAndroidがいいのか、何年か後にはこういった類の話になっていく内容かと思う。ただ、文字を読むことが目的なので、表示インターフェースの利点欠点について検討しておくべきと思い、この2つに大別した。

つぎに冒頭のとおり、端末選びはサービス選びと直結するので、「電子書籍サービスやめた」なんていう状況になるのは困る。その点でSony Readerは不安を感じたので外し、Amazonと楽天は評価した。
iPadはいい端末だと思うし、液晶の解像度(ppi)からいって申し分ない性能を持っている。ただ高価過ぎる。自分もMac-iPhoneを使っているのでiPadを選ぶのは必然なのだが、KindleやKobo等と検討するのに価格差があり過ぎて、検討自体が意味がなくなってしまう。電子書籍を目的に選ぶ端末ではないと言っていい。
価格と解像度を勘案したところ、上記ASUSのタブレットが許容範囲内かと思われた。



Eインク vs 液晶


最も差があるのは、白黒かカラーかの違い。
Eインク端末はカラー表示ができない。とはいえ、16階調グレースケールなので本を読むには十分。これは前回も確認済み。ただしマンガの場合、すべてのマンガを確認したわけではないので言い切れないが、この階調ではやや物足りない場面があるかと思う。
一方の液晶はフルカラー。カラーで徹底的な差が出るのは、雑誌やムック本を読む場合。この種の本は大判であることが多いので、6~8インチサイズで読むのは厳しいという面は確かにある。なので、白黒で読むとなるともっと厳しくなるのは当然の流れ。例えば科学雑誌の老舗、NewtonをPaperwhiteで読んだときには表示の貧弱さに萎えてしまった。

もう一つの検討軸として、最近出た楽天Kobo gro HDのウリの一つである、Pocketとの連携を挙げたい。
RSSリーダで読みたい記事をピックアップしてPocketに保存し、後で読むことが多いので、Pocketの保存記事が読めることがとてもありがたい。記事には写真やイラストが掲載されている場合が多いので、Androidタブレットか、Kindle Fireを選ぶのがいいと思う。また、できればカラーで読みたいところではあるが、Koboのこの機能追加は評価したい。

最後に、議論を分けるであろう疲れ、眼精疲労の評価。
例えば眼科医による報告として、Eインクと液晶で眼精疲労に差はなく、むしろ低解像度であるほうが疲れに影響するとの報告がある。そもそも主観的な疲労というパラメータを客観的に評価するのはかなり注意が必要になるかと思うし、実際この報告にも賛否両論あってなんとも言えない。
確かに普段PCで文書を書いたりしている時、白が多いとより目の疲れを感じることがある。Paperwhiteを眺めていた時にはあまり眼精疲労を感じなかったが、液晶のバックライトが疲労の原因なのか、流行り?のブルーライトによるものか、使用時間の問題なのか、気分の問題なのか、定量的に検討していないので断言できない。
結局、現状では個人の好みというところに落ち着きそう。読みやすさでいけばEインクに1票入れたい。

他の検討軸として、バッテリの持ちはEインク端末のほうが断然よいので、外出時の持ち歩きにはEインクが良さそう。


端末ごとの評価


端末を購入していないので、ここからはあくまでカタログ上の比較ということになる。

Kindle Paperwhite vs Kobo gro HD


基本的にほぼ同じスペック。差があるのは、上記の通り、KoboにはPocketとの連携機能がついている。あとはAmazonを使うか、楽天ブックスを使うかの差か。
楽天ブックスはクーポンで割引を大きくしているケースがあるようだ。自分としてはAmazonの方が欲しい本を売っているケースが多いので、Pocket連携を考慮してもKindleに軍配を上げたい(完全主観www)

Kindle Fire HDX7 vs MeMO Pad 7


Kindle FireはFireOSという、Androidをカスタマイズした独自OSが載っている。そのため、アプリも独自のストアから入手することになるが、評価を見るとまだバリエーションに乏しいようだ。また、基本的に(少し手を入れないと)Google Playを使えない。
液晶の解像度は同じ323ppi。価格は16GBモデルでKindleが19,800円に対し、MeMo Pad が 24,000円程。タブレットとしてみた時の汎用性が価格差に出ていると思ってよさそう。
あくまで電子書籍リーダーとしてなら、当然Kindleであろう。ASUSのサポートの評判が悪いことを考えても、Kindleの方がよさそうだ。


で、結論は?


Eインク端末であればKindle Paperwhite、液晶ならKindle Fire HDX7だろうか。どちらもKindleになっちゃった(笑)でもやはり色々と考えてしまうのだった。
最終的に悩む点は、果たしてカラー記事をどれほど読むだろうか、というところ。

個人的にNatureダイジェストを定期購読している。Natureダイジェストは近く電子版に完全移行するため、実はカラーで読める携帯端末が欲しいと思い始めていたところだった。iPhoneでは画面が小さすぎるので。
電子版Natureダイジェストを読もうと思えば、AndroidかiOS端末を選ぶ必要があるので(WindowsとMacOSは言わずもがな)、この点を重視すれば必然的にASUSを選ばざるを得なくなってしまうのだが。

2015年7月24日金曜日

周回遅れの電子書籍検討【中】 ー読みやすさー

前回に引き続いて、今回は目的の読みやすさを検討する。
まずは小説を題材に、iPhoneとPaperwhiteでの表示の差を比較する。
つぎにコミックスを題材に、本とPaperwhiteで比較する。



小説


Kindleはありがたいことに青空文庫がラインナップされてて、古典文学等を無料で読むことができる。自分はあまり文芸作品に興味はないが、興味を持っておられる人にとってはこれだけでもKindleを買う価値があると思う。

Paperwhiteに超有名な夏目漱石の草枕の冒頭を表示させたところ。
背景は真白ではなく、ややベージュがかかった、MOLESKINEみたいな色。文字も真黒というよりはややグレーがかった感じで、良く言えば目にやさしいし、悪く言えばコントラストが低い。

当然ながらフォントサイズは変更可能だから自分の視認できるサイズで読めばいいと思うし、これだけの領域が表示されているので、ストレスをそれほど感じずに読める。ジェノムズをiPhoneで読んだ時とは雲泥の差の高評化。

こちらはiPhoneのKindleアプリから、草枕の冒頭部分。
フォントサイズは可変ながら、やはり液晶サイズが小さいために表示領域が狭い。Paperwhiteと同じ分量を読むのに2倍以上タップ(ページ繰り)が必要。通常、本を読む時には意識しないけれど、表示領域の狭さは読みにくさに通じると再認識。注目領域を拡大表示して読むよりは、広い領域を目で追うほうが自分にあっているようだ。

もうひとつ。表示は白黒のコントラストがはっきりしていて、ぱっと見はかなり綺麗なのだが、長時間読んでいると白が多いせいか目が疲れる。この場合はアプリの設定で背景色をセピアに変更すれば少しは軽減されるし、暗い場所での読書では背景を黒色、文字を白色に反転して読むことができるので、TPOに合わせて変更すればいいかと思う。
ただ設定を変更しても液晶だとどうしても目の疲れを感じる。昭和の人間のせい?(笑)

どちらかと言えば、液晶よりEインクのほうが"読む"ことに適しているような印象。



コミック


次にコミックを題材に紙の本との比較をしてみる。

こちらはPaperwhiteで表示した、荒川弘の百姓貴族の1ページ。

こちらはコミックス版

ホワイトバランスが合っていないところと、どちらもデジカメによる写真であるので、参考程度に観てもらいたい。
比較してみると、中間色(濃い目のグレー、薄めのグレーなど)の表現にはまだ紙に一歩劣る。荒川弘はあまりスクリーントーンを使わないが、多用する作者の作品はやはり紙で読みたいと思う。

さらにマンガで多用される見開きコマ割りや、ページを繰ることによる読むテンポまで含めれば、Paperwhiteには越えられない大きな山があるといっていいだろう。日本のマンガ文化は単純な電子化では中々再現できないと思われる。ただ、今後さらに新たな技術が投入されていくことで、大きな山が丘くらいに小さくなっていくことは間違いない。そう感じさせるポテンシャルを感じた。

さて、小説の時と同じく、iPhoneのKindleアプリで同じ部分を読んでみたが、これは読むに耐えない。マンガを読むのに小さいディスプレイはまったく不適。
同時に、Paperwhiteの6インチ程の表示サイズであれば、マンガでも違和感なく読めることはよく分かった。ジェノムズ以来の電子書籍アレルギーはひとえに画面サイズによるものであった。


小説とマンガを題材に検討して、電子書籍が自分の読書スタイルに耐えるものだということがよく分かった。細かく見れば気になる点はあるものの、本にはない利点(携帯性、暗い場所でも読める、物理的スペース)を考えて使えば、かなり活用できそう。
物理的スペースを取らなくていいので買い過ぎてしまいそうなことと、カジュアルになり過ぎて、ややもすれば昨今の音楽のように使い捨てに近い形で消費されていくことにならないかが心配である。



解像度について


今回検討しているのは先代のPaperwhiteだが、新型のPaperwhiteは解像度が引き上げられている。具体的には先代が212ppiに対して、新型では300ppiになった。
iPhone5sの解像度が326ppiだから、新型でもiPhone5sには及ばない。しかしながら、上記検討のとおり、212ppiのPaperwhiteでも小説など文章を読むのはもちろん、マンガを読むのにもそれほど苦痛を感じない。となれば、300ppiになった新型Paperwhiteなら、さらに快適に読書ができると思われる。

実は、今回お借りする際に新型Paperwhiteも見せてもらったのだが、一度新型を使ってしまうと先代のPaperwhiteには戻れない。コントラストが低いと感じた部分も大幅に改善されていて、フォントがとてもきれいに表示されていた。
これが1万円程で購入できるなら、本読みにはかなり魅力的に思う。



ここまでで電子書籍が使い物になりそうなことがよくわかったので、続いてはどの端末にするかを検討していく。

2015年7月22日水曜日

周回遅れの電子書籍検討【上】 ーきっかけー

電子版はダメだ


少し前から電子書籍は気になっていた。自分の周りではあまり見かけないけど、Amazonでも電子化されているものは必ずKindle価格も表示される。

実は以前にhontoで電子書籍を買ったことがあった。
ジェノムズという荒巻圭子著作のマンガで初版が97年。これがKCデラックスで1巻が刊行されたあと2巻がいつまで経っても出ず、10年以上経ってふとAmazonを眺めてた時に電子版として刊行されていた。その時Kindleを持ってなかったこともあってhontoで1、2、3巻を購入した。ところがこれも途中までで、3巻以降の展開が気になりつつも4巻は刊行されず(本誌で打ち切りになったのかなぁ)。

KCデラックスは大判コミックスである一方、新たに購入した電子版は手持ちの端末がiPhone5sだったので表示サイズがかなり小さく、読みにくかった。ストーリーはかなり面白いので余計に残念で、「やはり電子版はダメだ、紙に限る」と再認識した。


それからまたしばらく本での生活を続けているわけだけれども、ライターの青木恵美さんのご好意で青木さんのKindle Paperwhiteをお借りできることになった。
かなり嬉しいご提案にすぐさま乗って、期せずして改めて電子書籍の評価をしようと思った次第。


周回遅れのインプレッション


すでに色んな人が感想を述べているであろうが、自分にとっては初めてなので、"周回遅れの"インプレッションを書いてみる。

お借りしたKindleは、Paperwhiteの型落ち版(6代目)。隣がiPhone5s。iPhoneの画面が虹色なのは液晶保護ガラスのせい。
まずは単純に2つの端末比較をしてみる。
iPhone5s  Kindle  文庫本(参考) 
サイズ  123.8 x 58.6 x 7.6 mm  169 x 117 x 9.1 mm  148 x 105 mm 
重量  112 g  205 g 
ディスプレイ 4 inch
1136 x 640 pixcel
6 inch
1024 x 758 pixel
解像度 326 ppi 212 ppi 300〜
600dpi
バッテリ 10時間
WiFi仕様時
数週間

PaperwhiteはiPhone5sに比べて2まわり以上大きく、文庫本はちょうどこれらの端末の中間サイズになる。Paperwhiteは端末端面の処理が丸くなっていて、単純にサイズが大きいから持ちにくいということはなかった。
今の端末にしては比較的ベゼルが大きいと感じたが、本を読むための"余白"としての広さと思えばさほど気にならない。むしろ、本を読む目的のための本体サイズと言っていいと思う。これ以上大きければ持ちにくいし、小さければ読みにくい、そんなちょうどいいところがこのサイズと6インチのディスプレイな気がしてきた。

iPhoneが液晶なのに対して、PaperwhiteはEインク(電子ペーパー)。Eインクは電子泳動方式の電子ペーパーで、白色と黒色の極小粒子を電界によって動かして白黒表示を行う。液晶に比べ、消費電力が少ないことが美点。Paperwhiteのバッテリの持ちがいいのは、Eインクディスプレイの恩恵と言っていいだろう。

Paperwhiteの筐体裏面はウレタンのようなマットな塗装が施してあって、昔のThinkPadの天板みたい。適度なグリップ感があるが、指の脂がつきやすいのと汚れを落としにくい。
筐体の品位はプラスチッキーで、はっきり言ってプア。だが14,000円という価格や用途を考えれば悪くないと思う。シンプルであれやこれやの機能が付いていないのは、むしろ好感を持てる。


最新のPaperwhiteは解像度が300ppiに上がってさらに読みやすくなっている。その辺り、性能の本丸たる読みやすさ等の評価は次回に。